センナ葉

「基源」
科名：科名：マメ科/属名：センナ属
生薬名：番瀉葉(バンシャヨウ)。
狭葉番瀉（和名：チンネベリセンナ、学名：Cassia angustifolia Vahl.）・尖葉番瀉（和名：アレクサンドリアセンナ、学名：Cassia acutifolia Delile.）の小葉。
「出典」 飮片新参
「別名」 瀉葉、泡竹葉
「性味」 甘、苦/寒
「帰経」 大腸

「成分」
ジアントロン類 (センノシドABなど。アントラキノン類 (アロエエモジン、レインなど) を含む。センノシドAよりもセンノシドBの含量が多い。
「効能」
緩下薬。少量で苦味健胃薬となり、消化を促進させるが、適量を用いると (3～6g) 緩下作用を引き起こし食物の積滞、胸腹張満、便秘などを治す。特に熱結性便秘に用いられます。体力のない人には控えたほうがいい。
「薬理作用」
瀉下導滞。
蠕動運動促進作用 (センノシド類) 。
「応用」
便秘に用いる。
瀉下のほか、清熱もできるので、特に熱結便秘に適用する。
多くは単味で泡服する。
少量では緩下、大量では峻下になる。
瀉下作用を強めるため、枳実、厚朴を配合することもできる。
「注意」
センナは、非常に強い緩下剤であって、多用すると大腸の筋力が衰える場合があり連用は避けるべきである。
「用法・用量」
内服：煎剤には１日３～６グラム、後煎。または、浸剤か粉末にして用います。１日量３～６グラムに水１０ミリリットルを加えて、約１５分間浸漬（しんし）したのち、熱湯２００ミリリットルを加えて５分間加熱して、布ごしをして、浸液を１日３回食間に服用します。また、粉末の場合は１日量０．５～２グラムとします。
「産地」
中国。