ウーロン茶

「ウーロン茶 基源」
科名：ツバキ科/属名：ツバキ属
茶は中国原産でツバキ科の常緑小低木である。一般に普及している茶はその加工方法から大別すると乾燥茶の緑茶、発酵茶の紅茶、半発酵茶の烏龍茶（ウーロン茶）に区別される。烏龍茶は紅茶よりも低い発酵で製茶されたものということができる。

「ウーロン茶 種類」
1、福建省北部：武夷岩茶、水仙、大紅袍、肉桂など。
2、福建省南部：鉄観音、奇蘭、水仙、黄金桂など。
3、広東省：鳳凰単叢、鳳凰水仙、嶺頭単叢など。
4、台湾省：凍頂烏龍茶、 文山包種茶、東方美人茶、烏竜茶など

「ウーロン茶 成分」
カフエイン、テオフィリン、ビタミン、ビタミンＣ、タンイン、フラボノイドなど。
「ウーロン茶 効能」
ウーロン茶重合ポリフェノール（Oolong Tea Polymerized Polyphenols；OTPP）という烏龍茶特有のポリフェノールが含まれており、これは脂肪の吸収を抑え、脂肪分解を促進する働きがあるため、ダイエットによいとされる。近年ではその効果が注目され、健康食品としても飲用される。サントリーは2006年に特定保健用食品として黒烏龍茶を発売した。カフェインが含まれるため興奮作用や利尿作用がある。
「ウーロン茶 応用」
成分としてカフエインカフェインは中枢神経興奮作用があり、強心、利尿、血管拡張などの作用がある。
成分としてテオフィリンの強心・利尿作用はカフェインより強いが、中枢興奮作用は弱く気管支拡張作用がある。
近年、カテキン、エピカテキンなどの茶ポリフェノールに口臭抑制、ウイルス感染阻止、抗コレステロール、抗がんなどの作用が注目されといる。
「ウーロン茶 飲み方」
最初に急須へお湯を入れる目的は、(1)湯飲みを温め、(2)茶葉を開かせるためであって、一煎目は時間を置かず、さっとお湯を捨てるものである。そのため一煎目は決しておいしくない。そして二煎目では聞香杯を使い、香りを楽しんでもよい。物にもよるが四、五煎目まで美味しく楽しめる。煎じる回数が増えるごとに蒸らす時間を約10秒ずつ長くするとよい。もっとも以上は正式な場で出す茶の入れ方としての一つであり、家で飲まれるものは各人、各家庭によって方法などが異なる。
「ウーロン茶 産地」
中国。